動画検証「Q6キリスト教は西洋の宗教ではないのですか?【3分でわかる聖書】」を考える。

こちらの動画はハーベスト・タイム・ミニストリーズというキリスト教再臨運動の団体の主催で作られた様です。

今回はQ6です。

この動画は全て正しい事を述べている様に見えて、実は違う所が有ります。それは

2:10の所からなのですが「からかうために、あるいは揶揄するために、クリスチャンと言う言葉が生まれたのです。」と述べられています、そこのクリスチャンと言う言葉は、西暦386年よりギリシャ語聖書からラテン語の聖書である「ヴルガータ」聖書に「christiani クリスチャン)」として登場するのですが、本来のギリシャ語の底本となる聖書(Textus Receptus)には「χριστιανους(クリスティアノス)」と書かれているのです。

いくら翻訳者であるヒエロニムスの業績を讃えたいからと言っても、誤った発音を放置し、事実を誤認させる翻訳を、正当化するのは良くないと思います。

英語翻訳の一般的な聖書では「Christians(クリスチャン)」と書かれていますが、近年の日本語翻訳の聖書ではクリスチャンでは無く「キリスト者」(新改訳聖書)と翻訳されています。

聖書にはクリスチャンと言う記載は無い。という事が正しいのです。

クリスチャンと言う誤った言葉が、カトリック教会の悪しき影響と共に、言葉として「クリスチャン」という定義も定かで無い言葉が、主イエス・キリストに従っている様に装っていると思われます。

英語圏では、悪しきカトリック教会の呪縛から逃れて来たと言われる、昔のアメリカへの移住者でさえ、新大陸に逃れて来たと言っても、未だにカトリックの呪縛から逃れていない事が明らかですね。